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街角レポート
~熊本県~
熊本の白川水源は毎分60tもの湧水があり、環境省の日本の名水100選にも選ばれています。水温が夏は冷たく冬は熱い14℃あたりを保っており、日本一おいしい水という人もいます。その秘密は雨水などの影響を受けにくい被圧帯水層というところを通過しており、土壌のろ過作用、微生物の分解、地下を流れる過程での炭酸ガスや、マグネシウム、鉄、カルシウムなどのミネラル分が溶け込み味がよくなっていくからです。特に白川水源の水はカルシウム分が多いということです。そして観光客は年間50万人にも上ります。白川吉見神社の境内の池に湧き出ることから白川総水源として人々に一目置かれています。古くからもこの湧水に対する信仰があり、みつはのめ神という名の水神様が祀られています。この神社の主神でもある国龍神と比較しても、水神信仰の方が歴史があるとみられています。この池の底を注視してみると砂を巻き上げた湧水の様子を見ることが出来ます。そしてこの水が一級河川である白川となって有明海に注ぎこみます。この白川水源の水はいくらでも飲んだり、自由に持ち帰ることも可能で、加熱処理済みの水を購入することもできます。