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街角レポート
~長崎県~
1996年に被爆50周年として長崎原爆資料館がオープンしました。この館の常設展示室には原爆による被害に関する様々な模型などが展示されています。浦上天主堂の側壁の再現造形やロザリオ、天使像などがあり、長崎市街の模型に熱線や放射線が広がる様子をモニターに映し出して紹介しています。また熱線の物や人への甚大な被害も紹介されており、爆心地は3000~4000℃あり、近くにいた人は一瞬にして炭化し、内臓の水分さえも蒸発していたと考えられています。物では火災により変形したサイダー瓶や溶けてしまったガラス瓶などが展示されています。そして常設展示室の「核兵器のない世界」では、日中戦争から太平洋戦争が終わるまでの年表が綴られています。また現代の核兵器として命中精度や威力が著しく向上した核弾頭も紹介されています。周辺には立山防空壕があり、公開するにあたって、壕の内外の補強がされました。そのほかに救護所メモリアルもあり、ここでは原爆被害にあった多くの人々の治療にあたった救護所の様子が再現されています。長崎原爆資料館は8月9日は「ながさき平和の日」になっているので観覧料が無料になっています。