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街角レポート
~鳥取県~
2006年に鳥取市に砂像を展示する砂の美術館がオープンしました。1年毎にテーマを変えながら世界の一流砂像彫刻家によって様々な世界遺産などの作品が展示されています。作品は水と砂だけで作られるので崩れやすいことは否めない貴重な作品群です。作り方の一例としては、バケツに砂と水を入れ混ぜます。この後シャベルなどで砂を固め、水が引くのを待ちます。そしてバケツを外したあとは、彫刻したい形の輪郭を描き、その後に周りを削ぎ落としていきます。その後に細部を手直ししていきます。一連の作業はコテ、ヘラ、スプーンなどを使います。第一期はイタリア・ルネサンス期の作品でサンピエトロ大聖堂、キリストを抱くマリアなど第二期は世界遺産・アジア編でバーミヤン大仏や万里の長城が、第三期はオーストリア編、第四期はアフリカ編、第五期はイギリス編でした。これら砂像をプロデュースする日本人は鹿児島県出身の茶圓勝彦氏で「世界が尊敬する100人の日本人」にも選ばれている人物です。2013年4月20日からスタートしている第六期の東南アジア編では世界各国の過去最多17人の作家が19作品を提供しました。今回のメインはカンボジアのアンコールワットで他に「熱帯雨林に潜む動物たち」といった作品もあります。